うちには恐ろしいネコがいる。
名前はキナ
名前はキナ
レーザーポインターの光を無邪気に追いかけて
遊んでいるうちはかわいい
遊んでいるうちはかわいい
「ほら、捕まえたよ!」
しかし、遊び相手をやめてPCで作業を始めると、
キナの顔から笑みが消える
しかし、遊び相手をやめてPCで作業を始めると、
キナの顔から笑みが消える
「いいのかな、行っちゃうよ」
「僕、本当にやっちゃうよ」
「僕、本当にやっちゃうよ」
何をやっちゃうかというと、
ダイダイが寝ている部屋の引き戸をガリガリした上に
すごい音をたてて登っていくのだ
ダイダイが寝ている部屋の引き戸をガリガリした上に
すごい音をたてて登っていくのだ
「やめて〜、ダイダイが起きてしまう」
「お願いだから私の静かな時間を奪わないで〜」
と心の中で叫ぶ
「お願いだから私の静かな時間を奪わないで〜」
と心の中で叫ぶ
慌ててレーザーポインターを手に持ち、
キナを小声で呼ぶ。
「キナ、キナ。こっち、こっち」
キナを小声で呼ぶ。
「キナ、キナ。こっち、こっち」
疑いながらも戻ってきて、無邪気に遊ぶ。
その繰り返し
その繰り返し
これじゃ作業が進まん、と
少し戸を開けてみた。
そうしたらなぜかガリガリはしなくなったが
枕元においていたメガネが犠牲になったようで
のちにベッドの下で見つかった
少し戸を開けてみた。
そうしたらなぜかガリガリはしなくなったが
枕元においていたメガネが犠牲になったようで
のちにベッドの下で見つかった
ガリガリで脅すことができなくなったキナは
机上のレザーポインターをガチャガチャ転がし始める
さらにデータ転送中のUSBに八つ当たりする
その間もアメは定位置、そして無音でひたすら
レーザーポインターの光を待っていた
ぎゃーこわい!!
返信削除キナこわい。
心が読めるのか?
完璧読めるよ。そして手加減せんよ。
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